
お客さんと待ち合わせた時間の前、木こり会員が丸太運搬に精を出している間、昨秋からの皆伐跡地の天然更新を観察した。
結果、萌芽更新は旺盛に見られ、ナラやカエデの実生苗も多数確認できた。このままでいけばヘクタール2万~3万本の密度の前の試験地と遜色がない。現在コブシ、シラカバは目立たない。試しに切り株そばの地面では1m四方にナラ7,カエデ3の実生苗が確認された。
今後、電気牧柵がない状況下でエゾシカの食害がどれだけ更新を阻害するのか、注目される。
なお、このたびの小面積皆伐の目的は、①シカの食害調べ、と同時に、②除間伐材の安定供給の対策。期待通りに推移すればその目途もつくことになる。が、はたしてどうなるか。
*切り株の左にみえるはナラの萌芽枝(シュート)
*昨春の切り株植菌についてはシイタケ出現は確認できず